2019年の新米の販売が始まりました。

2019年の新米の販売が始まりました。
11月19日 12時00分 より新米(令和元年度産)の販売が始まりました。
今年で3回目となる特別栽培米( http://anypotakrice.ocnk.net/news-detail/1 )は、とてもこだわりをもって栽培したお米です。

今年は昨年とは、違う点がいくつもあります。
昨年までは、自社で作製した有機肥料を用いていたのですが、
2年後の「JAS法有機農産物」の認証を見据えて、JASの認可を受けている有機肥料や有機石灰を使用しました。
それに伴い永続的に有機肥料・無農薬栽培を行っていくため、2ヶ所の田んぼを決定し、
昨年までとは違う、新たな田んぼに水稲の作付けをしました。
そして新たに、「にこまる」という品種の栽培にも取り組みました。
また、にこまるを植えた田んぼの冬場には、ジャガイモ・ニンニク・たまねぎの栽培をしました。

ここからは例年とあまり変わらず、
2つの田んぼで2品種のお米を作り、肥料の量を変えて栽培しました。
また、冬場には雑草やタニシ対策のため荒かきを行いました。
種まき後に黒箱を苗床に並べた後には、鳥や虫などに食べられることがないように光が入るネットを稲にかからぬように設置し、水も毎日きちんと水が入れ替わるように管理しました。
田植えを行った後には、生育初期段階の稲をジャンボタニシが食べてしまうので、うまく共生するために、今年は田植え時の1回だけ冬場に栽培したジャガイモを撒きました。
さらに、田んぼの中の雑草が繁茂しないように田んぼに入って1本1本手で取ったり、田んぼの周りに草が生えていると虫や病気の原因になるので、伸びる度に草刈りをしました。

今年も、以上のように心を込めて栽培を行ってきたのですが、
熊本県含め九州は分げつ期と出穂期の日照時間が短かったこと
さらには登熟期には、台風17号が上陸したこと
以上の2点の影響で、収量は2つの品種とも見込みよりも少なく、
ヒノヒカリは、乳白米(透明ではなく白みがかったお米)が多い
にこまるは、未熟米(玄米時に緑色のお米で、粒が小さい)が多い
というお米となりました。
しかし、一番心配していた大事な味については、昨年よりもおいしい出来となっていたので
次年度は、より美味しいお米で、透明な粒のそろったお米を収穫できるよう冬場の土作りから取り組んでいきたいと思います。

下記よりご購入いただけます。
ヒノヒカリ
http://anypotakrice.ocnk.net/product-list/15
にこまる
http://anypotakrice.ocnk.net/product-list/16